「シュナウザーってどんな性格?」「パピーのしつけ、これで合ってる?」 おじいさんのような愛嬌たっぷりのシュナウザー。実は「人間の脳に近い」と言われるほど賢く、それゆえに育て方にコツがいる犬種です。
私は現在、5ヶ月のシュナウザーパピーに日々向き合っていますが、実は我が家には、トイプードルとパピヨンのミックス犬(13歳)の大先輩がいます。
プードルの知性とパピヨンの優雅さを持つミックス犬を13年間、健やかに育て上げてきた経験。そして、今まさに直面しているシュナウザー特有のリアルな育児。この2つを掛け合わせて見えてきた、シュナウザーの性格を活かした『4つの鉄則』と失敗しない育て方を解説します。

わたしが先住犬よ

長年のパートナーだね
ミニチュアシュナウザーの性格は「愛情深い頑固者」
13年、異犬種のミックス犬を育ててきた私から見て、シュナウザーは驚くほど「人間を深く観察し、自分の意思を通すタイミングを測る」ことに長けていると感じます。
そのルーツを辿ると、彼らが単なる愛玩犬ではなく、タフな「働く犬」だった歴史が見えてきます。
家族への愛情がとにかく深い
プードルやパピヨンのような愛らしさもありますが、シュナウザーは「常に誰かのそばにいたい」という忠誠心がより際立っています。
もともとドイツで農場の番犬やネズミ退治として活躍していたシュナウザー。家族を守り、共に働くパートナーとして生きてきた歴史があるからこそ、現代でも家族に対する仲間意識が非常に強いのです。


飼い主さんが大好きなんだ
賢さゆえの「頑固さ」がある
ミックス犬を育てる中でも賢さには驚かされましたが、シュナウザーはさらに「自己主張」がはっきりしています。これは、かつて馬車の護衛などを務めていた際、自らの判断で不審者を察知し、警告してきた「自立心」の現れでもあります。
一度「これは嫌だ」と学習すると曲げない強さがあるため、パピー期の導き方がその後の10数年を左右します。

タオルを噛み噛みしたらダメだよ

いやだいやだ!遊びたいんだ!
【実録】13歳の先住犬 vs 5ヶ月のシュナパピー性格比較チャート
言葉で説明するよりも、13歳の先住犬との違いを比較したほうが分かりやすいので表にまとめました。
※このチャートは、それぞれの個性を私なりに比較したものです。犬種標準とは少し違う「我が家だけのリアル」としてご覧ください。
| 性格・特徴の項目 | 13歳の先住犬 (パピヨン×トイプー) | 5ヶ月のシュナパピー |
|---|---|---|
| 頑固さ・意志の強さ | ★☆☆☆☆ (慎重でおっとり) | ★★★★☆ (意思がつよい) |
| 警戒心・無駄吠え | ★★☆☆☆ (少し怖がり) | ★★★★★ (警戒心がつよい) |
| 賢さ(知恵比べ) | ★★★★☆ (空気を読む賢さ) | ★★★☆☆ (飼い主を試す賢さ) |
| 甘えん坊度 | ★★★★★ (常に隣にいたい派) | ★★★☆☆ (遊ぶ時は遊ぶ自立派) |
| 運動量・パワフルさ | ★★☆☆☆ (シニアで穏やか) | ★★★★★ (底なしのスタミナ) |
表の通り、5ヶ月のシュナパピーはとにかくパワフル!
13歳の先住犬がおっとり散歩する横で、草むらを見つけては突っ込んでいく「冒険家」な性格です。 飼い主として怖いのは、その旺盛な好奇心が引き寄せる「外からの招かれざる客(ダニ)」。密集した毛の中に潜り込まれると、パピーも痒くてお手入れを嫌がるようになってしまいます。
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こうした、先住犬とは正反対と言えるほどパワフルで警戒心の強いシュナウザー。
そんな彼らと向き合う中で、13年の経験から確信していることがあります。それは先住犬との暮らしや今まさに育児中のシュナパピーを通じて痛感している、「心のケア(しつけ)」と同じくらい「体のケア(食事)」が性格や表情にまで影響するということです。
特にシュナウザー特有の悩みである「涙やけ」は、放置すると顔周りのお手入れを嫌がる原因にもなり、せっかくの性格の良さを活かしたコミュニケーションが取りづらくなることも…。
我が家の13歳の先住犬の経験から学び、5ヶ月のパピーでも実践中の「涙やけ対策」と「食事の選び方」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
13年の経験(シニア犬飼育)で確信!パピー期に守るべき「4つの鉄則」
13歳のシニア犬を今も元気にサポートしている経験から、パピーの今、改めて徹底しているポイントです。
鉄則1:生後半年までの「社会化」が一生を決める
先住犬がどこへ行っても物怖じしない子になったのは、パピー期に多様な「音・人・環境」に触れさせたからです。
シュナウザーは番犬としてのルーツから、放っておくと「怪しいものには吠えて知らせる」という警戒心が強く出がち。だからこそ今のうちに、多くのポジティブな刺激を与え、「外の世界は安全で楽しい」と教えています。
パピーのお散歩デビューの動画です。最初は戸惑っていた5ヶ月のシュナパピーも、頼れる13歳の先住犬の後ろ姿を追いかけて、一歩ずつ外の世界へ。年齢差13歳という「超・年の差コンビ」が歩幅を合わせて歩く姿に、飼い主としても胸がいっぱいになった1日でした。
鉄則2:「要求吠え」には1秒も反応しない
「吠えれば構ってもらえる」と学習させないことは、シニア期まで穏やかに過ごすための最大の投資です。13年前から変わらず、「1秒も目を合わせない」無視を徹底しています。

無視することはつらいけど大切なことなんだ…
鉄則3:顔周りのお手入れを「遊び」にする
シュナウザーは顔周りのケアが命。13歳のミックス犬のケアを通じて痛感したのは「触られることに慣れているかどうか」でシニア期のQOLが変わること。今のうちから「お顔を触るといいことがある」と教えています。
顔周りを触られることに慣れてきたら、シュナウザーの象徴である「真っ白なおひげ」を維持するケアにも挑戦してみましょう。 愛犬の健康を損なわない「給水器の選び方」と「夜のホワイトニング習慣」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
鉄則4:「賢さ」を「退屈」にさせない環境作り
13歳の先住犬(トイプードル×パピヨン)は、飼い主の横でまったり過ごす「共感」を好む性格。しかし、シュナウザーパピーを育てて気付いたのは、「常に頭を使う刺激」が必要だということです。
- 失敗しないコツ: シュナウザーは退屈すると、自ら遊び(=イタズラ)を作り出す性格です。13歳のシニア犬が穏やかに寝ている間、5ヶ月のシュナパピーには「知育玩具」を使わせるなど、脳を疲れさせる工夫をしています。「暇を与えないこと」が、シュナウザーの落ち着いた性格を育む近道です。
また、この「底なしのスタミナ」と「旺盛な好奇心」は、食事の面では「底なしの食欲」として現れることも……。
賢いシュナウザーは、飼い主の隙を突いて食べ物をねだるのも得意です。13歳のシニア犬を健康的な体型で維持してきた経験から、シュナウザーの太りやすい性格を味方につけ、失敗しない体型管理とフードの選び方について、こちらの記事で詳しく解説しています。
性格に合わせた「太らせない習慣」も、立派なしつけの一つだと思います。
【まとめ】異なる犬種を育てて分かった、シュナウザーとの暮らしの深さ
トイプードル×パピヨンのミックス犬との13年は、私に「犬と通じ合う喜び」を教えてくれました。
そして今、かつて農場や馬車で人間を助けてきた勇敢な歴史を持つシュナウザーという新しい個性が、その喜びに深みを与えてくれています。
5ヶ月のパピー育児は大変ですが、13歳のシニア犬が見せてくれる穏やかな時間は、この苦労の先にある「最高の宝物」を教えてくれます。






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